いちろうです。
ドル円の現状確認をしたいと思います。
もうちょっと早く書きたかったんですが、なかなかできずごめんなさい。
目次
・ファンダメンタルズ
・米国政策金利と消費者物価(前年比)
・SP500と米国2-10年金利差
・移動平均乖離率
・フィボナッチ
・シーズナルサイクル
・考察
・ファンダメンタルズ(前回から変更ありません)
米国 3.75~4.0%
日本 0.0%
消費者物価
米国 8.2%
日本 3%
米国は利上げをして4%まで行きました、
日本はまだ緩和必要と日銀が言っているくらいなので、ドル有利です。
消費者物価も日本上がって来ましたが、アメリカと比べると差があります。
これは今年の初めからのドル円と米2年債・米10年債・FFレートの動きを
グラフ化したものです。(FFレート追加しました)
直近で見ると、10年債の動きに連動しているように見えます、
もう少し様子を見る必要はあるかと思いますが。
ただ、FFレートと10年債も逆イールドになっている事が気になりますね。
どちらにしても相場のピークは近く、1年以内くらいに大暴落が起きるのではと
予想はしていますが、こればかりはどうなるかわかりません、
Twitterやmetaなどがリストラを始めています、ちょっと注意が必要と感じます。
・米国政策金利と消費者物価(前年比)※前回から変更ありません
オレンジが政策金利で、青がCPIになっています、
FRBの利上げがもう終わると言われていますが本当ですかね?
それか利下げせず今の金利をキープして、CPIが下がって来るのを待つのでしょうか
・S&P500と米国2-10年金利差(グラフは最新に更新)
これは懸案事項として掲載します。
オレンジがS&P500のチャート、青が米2―10年金利差のチャートになります、
ここで注目して頂きたいのは、青の線が0%以下になった後、S&P500が暴落
していると言う事です、俗に言う逆イールドになります。
逆イールドの期間を調べたのが下の表になります。
期間 | 日数 | 備考 | ||
1990/3/8 | ~ | 1990/3/28 | 20 | |
1998/6/5 | ~ | 1998/8/3 | 59 | |
2000/2/2 | ~ | 2000/12/29 | 331 | ITバブル崩壊 |
2005/12/27 | ~ | 2006/3/29 | 92 | |
2006/6/8 | ~ | 2007/3/22 | 287 | リーマンショック |
2019/8/26 | ~ | 2019/9/2 | 7 | コロナ? |
2022/7/5 | ~ | 2022/11/5 | 123 | 今回 |
ITバブル前は331日、リーマンショック前は287日、そして今回は本日までで123日
あと100~200日逆イールドが続き、逆イールドが解消かすこし後に暴落が発生している
のが歴史が示しています、コロナショック前にも短期間ですが発生していました、
歴史は繰り返します、注意しておいて良いのではないかと考えてます。
これによりドル円はキャリートレードの巻き戻しで、円高になると予想できます、
金利の安い通貨を借りてトレードする、まさに日本の円ですね、
ドル借金してトレードしたら、利払い高いですもんね、
それだけの利益出すの大変です。
・移動平均乖離率
90日(11/18現在:-0.73)平均よりマイナスまで来ました。
52週(11/18現在:8.10)だいぶ調整が進んでいますが、まだ高値圏です。
5年 下記リンクのマネックス証券吉田さんのレポート内にありますので、
こちらを確認下さい、過去最高点付近にいます。
移動平均乖離率の考え方は、現マネックス証券の吉田さんから教わった内容です、
元マネースクエアアカデミア学長時代に、マネースクエアのセミナーで説明していた
内容で、HPにもこのデータあったのですが、マネックス証券へ移籍されて
無くなってしまいましたので、自分で作って確認するようになりましたが、
5年だけは吉田さんの物と合わない+1980年までのデータが入手できないのもあり、
レポートのリンクを貼らせてもらいました。
乖離率から見ると、十分な高値圏なのでそろそろ反転してもおかしく無さそう、
ただ、5年移動平均乖離率も過去最高は40%があるので、そこまで行くなら
155~160円はありえるのではないか、それ以上は厳しいのではないかと
吉田さんは見ているようです。
・フィボナッチ
最安値の75円から直近高値の151円で引いてます。
76.4%の133.8円くらいまでの下げは想定できます。
コロナショックの安値101.2円から直近高値の151円で引いてます。
76.4%が139.9円、61.8%が132.5円
2つの結果、134~132円くらいが直近の底となるのではないかと考えてます、
これは目先の数値です、米金利が上がれば上に行くことも考えられます、
下値を試しに行く事もあるかもしれません、この辺は地政学リスクもありますので、
可能性はあるかと考えてます、あくまでも目途ですね。
・シーズナルサイクル
Japanese Yen Forex (FX:JPY) Seasonal Chart | Equity Clock
上記リンクより入ってもらえば、原本が見れます、他の通貨や株もあります、
「シーズナル通りに動くなら、反転してもおかしくないとは思いますが、」
と書いて本当に反転しました、シーズナルサイクル恐るべしです。
・考察(基本的な考えは変わっていません)
色々データを並べましたが、ドル円は結局FRBの利上げ次第で決まると考えています
日銀の政策変更は、黒田さんから変わっても変わらない、変えられないのが実情だと
考えています、もし日本で金利が上がったら、、住宅ローンを変動金利で借りている人
は大変になる事でしょう、ほかにも影響が出る事は想像できます、
なので、結論としてはFRBの動向を注視していく事になります、
ニュース記事に惑わされず、指標の結果を吟味してFRBの動向を考えるしかないと
思っています。
CPIショックで相場は本当にわかりにくくなりました、
2年債で連動していたものが、10年債に変わったかもしれません、
それでもFRBの利上げはもう少し続くと言われています、
なので、151~137.7円の中間くらいまでは反発もあるかもしれませんね、
エリオット波動の下げ3波動を当てはめると、このへんもフィボナッチと合わせて
検証してみると面白いかもしれませんが、トラリピは大きな流れに逆らわないのが
重要ですので、長期のチャートで考えた方が良いと思っています、
短期の裁量なら短く見る必要があると思っています。
というわけで、個人的な見解ではありますが、ドル円の考察をしてみました、
皆さんの投資の少しでも役に立つのであれば幸いです。
では、また。
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